口座資金
自分が口座へ入れたお金。損失を受け止める土台。
LEVERAGE · THE FULL MECHANISM
レバレッジとは、預けた資金より大きい取引金額の損益を引き受ける仕組みです。借りた現金を受け取るとは限りません。まず証拠金・取引金額・損益を分けます。
THE THREE NUMBERS
自分が口座へ入れたお金。損失を受け止める土台。
取引の担保として必要な金額。商品の代金ではない。
実際に価格変動の影響を受ける金額。損益はこれに対して発生。
WHY IT WORKS
現物では50万円分を買うなら原則50万円を支払います。FX・CFD・先物などでは、開始価格と終了価格の差額を清算する仕組みが使われます。50万円の商品を受け取って保管するのではなく、50万円分の値動きによる損益をやり取りします。
取引会社は損失に備える担保を求めます。それが証拠金です。証拠金10万円で50万円分を取引すれば5倍ですが、50万円をもらったわけではありません。50万円分の価格変動責任を引き受けています。
MOVE THE NUMBERS
教育用の単純計算です。手数料、スプレッド、金利、税金、約定ずれは含みません。
計算後の資金:75,000円
SAME MOVE, DIFFERENT DAMAGE
| 資金 | 倍率 | 取引金額 | +5% | −5% |
|---|---|---|---|---|
| 10万円 | 1倍 | 100,000円 | +5,000円 | −5,000円 |
| 10万円 | 2倍 | 200,000円 | +10,000円 | −10,000円 |
| 10万円 | 5倍 | 500,000円 | +25,000円 | −25,000円 |
| 10万円 | 10倍 | 1,000,000円 | +50,000円 | −50,000円 |
| 10万円 | 25倍 | 2,500,000円 | +125,000円 | −125,000円 |
25倍なら4%の逆行で、計算上は元の10万円と同額の損失です。実際にはそれより前にロスカットされる場合がありますが、急変時には元手を超える損失もあり得ます。
MARGIN SYSTEM
必要証拠金率4%の商品を100万円分取引するなら、計算上の必要証拠金は4万円です。しかし4万円だけを入れると、小さな逆行で余力がなくなります。「最低限取引できる金額」は「安全に続けられる金額」ではありません。
口座資金10万円、含み損2万円なら有効証拠金は8万円。必要証拠金4万円なら維持率は200%です。計算方法や追加証拠金・ロスカットの基準は商品と取引会社で異なります。
WHEN PRICE MOVES AGAINST YOU
取引金額に対して含み損が発生。
口座資金から含み損を差し引いた余力が低下。
基準を下回ると追加資金が必要になる場合がある。
一定水準で取引会社が強制的に決済。
急変、週明けの価格差、流動性低下などで予定価格から離れて約定し、預けた金額以上の損失が残ることがあります。
SIZE FROM RISK
口座資金10万円で、1回の許容損失を1,000円とします。損切りまで2%なら、取引金額は5万円です。
実効レバレッジは0.5倍です。最大25倍まで使えることと、25倍を使うべきことは別です。先に「負けたら何円か」を決め、その範囲に収まる取引量を逆算します。
COSTS & GAP RISK
買値と売値の差です。新規取引直後は、その差だけ評価損から始まります。短期売買ほど影響が大きくなります。
FXのスワップポイント、CFDの金利調整、信用取引の金利・貸株料など、日をまたぐことで発生する費用があります。
週明け、重要発表、流動性低下では損切り価格を飛び越えて約定することがあります。設定した損失額は上限保証ではありません。
資金10万円で一回の最大損失を1%=1,000円と決めます。損切りまで2%なら取引金額は5万円。滑りや費用を考え、実際はさらに小さくする余地を持ちます。最大倍率から数量を決めるのではなく、失ってよい金額から逆算します。
THE HIDDEN COST
損切りを遅らせる
利益を早く確定する
取り返すため金額を増やす
取引中にルールを変える
レバレッジを使う場合は、利用できる最大倍率ではなく、価格が逆に動いたときの損失額と取引金額を確認します。