時間軸
週足・日足で大きな方向を確認
02 · CHART READING
チャートは過去の価格と取引の記録です。未来を予言する図ではなく、今どの状態かを同じ手順で判断する道具です。
READING ORDER
以下は初心者が情報を整理するための一例です。取引期間や手法によって、確認する項目や順序は変わります。
週足・日足で大きな方向を確認
高値と安値が上か下か横ばいか
支持線・抵抗線・前回高安
買い手と売り手の押し戻し
その動きに参加が伴うか
目的に合う1〜2個だけ
TIMEFRAME
週足・日足で、大きなトレンドと重要価格を確認します。ここに逆らう取引は難度が上がります。
スイングなら日足・4時間足、デイトレなら1時間足・15分足など、自分の保有時間に合わせます。
短い足ほどノイズと判断回数が増えます。初心者は1分足を避け、確認する時間足を固定します。
CANDLESTICK
一本よりも「どこで出たか」「前後に何があるか」を重視します。

終値が始値より高い足。実体の下が始値、上が終値です。
終値が始値より低い足。実体の上が始値、下が終値です。
始値と終値の差。長い実体は、その期間に一方向へ強く動いたことを示します。
高値・安値まで進んだ後、押し戻された範囲。長い下ヒゲは安値で買い戻された記録です。
支持線上の下ヒゲと、何もない場所の下ヒゲでは意味が違います。出来高と次の足も確認します。
DRAWING LINES
水平線は、過去に価格が何度か止まった範囲へ横向きに引きます。トレンドラインは、上昇時の安値同士、または下降時の高値同士を斜めに結びます。ヒゲ先と実体のどちらを基準にするかを決め、同じ図の中では基準を混ぜません。
二回以上止まった高値・安値を候補にします。ヒゲ先だけに合わせず、終値が集まる範囲も見ます。
点ではなく価格帯として扱うこの図では、上昇中の安値のヒゲ先を結んでいます。実体の下端で反応がそろう場合は実体を基準にできますが、途中で基準を変えません。
ヒゲ先で引く例。二点で仮、三点目で確認安値のヒゲ先を結んだ線を基準に、同じ傾きの線を上ヒゲ先へ置きます。この図では、下側は安値のヒゲ先、上側は高値のヒゲ先に合わせています。
上下ともヒゲ先基準。同じ傾きを保つMA · SMA · EMA
移動平均線は価格をならして方向を見やすくする遅行指標です。未来を先に示す線ではありません。
短期MA
長期MA
例えば20日SMAは直近20日分の終値を合計して20で割ります。動きは比較的なめらかです。
同じ期間のSMAより直近の変化へ速く反応します。その分、短期の揺れにも反応しやすくなります。
価格が線の上か下か、線が上向きか、短期線と長期線がどう並ぶかを確認します。交差だけでは入りません。
SELECTED INDICATORS
役割が重なる指標を何個も入れません。「方向・勢い・変動・参加量」から必要なものを選びます。
一定期間に成立した取引量。値動きにどれだけ参加が伴っているかを見る。
抵抗線を抜ける時に平均より増えているか、上昇中に減っていないか。
出来高だけでは買いと売りのどちらが優勢か確定できない。FXの出来高は市場全体ではない場合がある。
価格・支持線/抵抗線
過去の終値を平均し、価格の細かな揺れをならした線。EMAは直近価格をより重くする。
線の傾き、価格との位置、短期線と長期線の並びを見る。
過去データなので遅れる。横ばいでは交差が増え、だましが多い。
高値・安値の方向、出来高
直近の上昇と下落の強さを0〜100で表す。一般に70超・30未満が注目される。
レンジの端で行き過ぎと反転を確認する。価格との逆行も補助材料。
強いトレンドでは70超・30未満に長く留まる。数値だけで逆張りしない。
支持線/抵抗線、反転足
期間の異なるEMAの差と、その平均線を使って勢いの変化を表す。
ゼロラインの上下、MACDとシグナルの交差、ヒストグラムの拡大・縮小。
急変には遅れやすく、レンジでは交差が頻発する。
上位足のトレンド、価格構造
移動平均線の上下に、標準偏差を使った帯を表示する。帯の拡大・縮小で変動の状態を見る。
縮小後の拡大、トレンド中の帯沿い、レンジの中心線と端を観察。
上限に触れた=売り、下限に触れた=買いではない。強い相場では帯に沿って進む。
出来高、支持線/抵抗線
WORKED EXAMPLE
数字は説明用です。形を当てるのではなく、観察と判断を分けます。
高値と安値が切り上がっている。大きな方向は上向き。
過去に3回止められた1,000円を抵抗線とする。
一時1,010円まで上がったが、終値は990円。上抜けは未確定。
普段より少ない。参加を伴う強い突破とは判断しにくい。
今回は見送る。終値で1,000円を超え、次の足でも維持できるか待つ。
取引時間中に抵抗線を超えても、売りに押されて終値が下なら、上ヒゲとして残ります。一本だけで失敗と断定はできませんが、少なくとも「上抜け確定」と急いで買う根拠にはしません。
MINIMUM SETUP
RSI・MACD・ボリンジャーバンドは、戦略上の目的がある時に一つ追加します。全部同時には使いません。
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ローソク足、反転、継続、ブレイクを図解しました。初心者は「基本」表示のパターンだけで十分です。