上昇で利益を狙う保有が買い建玉、下落で利益を狙う保有が売り建玉。売り建玉は損失が拡大する方向を必ず理解します。
03 · METHOD & STRATEGY
取引スタイルと
代表的な戦略
トレード手法は生活時間、判断回数、コスト、耐えられる損失から選びます。短い時間足ほど簡単になるわけではありません。
BEFORE STRATEGY
戦略を整理するための項目
表示する指標だけでは、取引方法の全体は決まりません。対象商品、時間軸、売買条件、損切り、利益確定などを組み合わせて記録します。必要な項目は手法によって変わります。
FIND YOUR STYLE
取引期間によるスタイルの違い
保有期間が短いほど、画面を見る時間や判断回数が増える傾向があります。授業やアルバイトの時間も含めて、継続できるスタイルを考えます。
スイング
数日〜数週間- 画面を見る頻度
- 1日1〜2回
- ノイズ
- 中
- 取引コスト
- 中
- 向いている人
- 日足中心で、ルールを考える時間を確保できる
- 主なリスク
- 翌日の窓開け・材料急変
短期売買は大きな損失を短時間で生む可能性があります。最初は現物・模擬取引・少ない判断回数を基本にします。
REPRESENTATIVE STRATEGIES
代表的な戦略の仕組みを比べる
図は学習用の概念図です。同じ形が出ても利益を保証せず、特定銘柄の売買を勧めません。
一本の形ではなく、出現場所と次の足を確認します。
トレンドの押し目
- 使う相場
- 高値・安値を切り上げ、移動平均線も上向いている
- 組み合わせる確認
- 押し安値+上向き移動平均線+出来高回復
- エントリー
- 押し安値付近で反発し、次の足が反転足の高値を超えた後
- 損切り
- 反転足または直近の押し安値の下
- 出口
- 前回高値、損益比、安値切り下げ
- 弱点・使わない場面
- 横ばい相場や安値を切り下げた後も押し目だと思い続ける
POSITION MANAGEMENT
建玉と損失額の関係
買った数量だけでなく、どこで損切りするといくら失うかまでを一組で管理します。
資金10万円・最大損失1%
損失上限1,000円
買値1,000円
損切り980円
1株のリスク20円
1,000円 ÷ 20円 = 最大50株最初から全量を入れず、条件確認ごとに分けます。ただし合計の最大損失は注文前に固定します。
事前計画のない買い増しは、損失を認めたくない感情になりやすい。追加価格・回数・総損失を先に決めた場合だけ検証できます。
損切り価格を買値へ上げれば損失を抑えられますが、通常の揺れで早く決済される欠点もあります。
EXPECTANCY
勝率・平均損益・期待値
勝つ回数だけで手法を評価すると、少ない大損を見落とします。
勝率40% × 平均利益3,000円
−負け率60% × 平均損失1,000円
=+600円/回これは過去の記録から求める平均で、次の取引の利益を保証する数字ではありません。手数料・スプレッド・税金も差し引き、十分な回数で見直します。
連敗した場合の損失を試算する
資金10万円で1回の損失を1%に抑え、5回連続で負けると約9万5,100円。毎回10%を失う設定なら約5万9,000円まで減ります。予想より先に、退場しにくい大きさを決めます。
BUILD YOUR RULE
取引ルールを文章にする
□ 私は[商品]を[時間足]で見る。
□ [相場の状態]の時だけ使う。
□ [3つの根拠]がそろったら入る。
□ 1回の最大損失は資金の[ ]%。
□ [価格・条件]で損切りする。
□ [価格・条件]で利益確定する。
□ 結果ではなく、ルールを守れたか記録する。