03 · METHOD & STRATEGY

取引スタイルと
代表的な戦略

トレード手法は生活時間、判断回数、コスト、耐えられる損失から選びます。短い時間足ほど簡単になるわけではありません。

BEFORE STRATEGY

戦略を整理するための項目

1対象商品2時間軸3相場の状態4エントリー条件5損切り条件6利益確定・記録

表示する指標だけでは、取引方法の全体は決まりません。対象商品、時間軸、売買条件、損切り、利益確定などを組み合わせて記録します。必要な項目は手法によって変わります。

FIND YOUR STYLE

取引期間によるスタイルの違い

保有期間が短いほど、画面を見る時間や判断回数が増える傾向があります。授業やアルバイトの時間も含めて、継続できるスタイルを考えます。

SELECTED STYLE

スイング

数日〜数週間
画面を見る頻度
1日1〜2回
ノイズ
取引コスト
向いている人
日足中心で、ルールを考える時間を確保できる
主なリスク
翌日の窓開け・材料急変

短期売買は大きな損失を短時間で生む可能性があります。最初は現物・模擬取引・少ない判断回数を基本にします。

REPRESENTATIVE STRATEGIES

代表的な戦略の仕組みを比べる

図は学習用の概念図です。同じ形が出ても利益を保証せず、特定銘柄の売買を勧めません。

押し安値上昇途中の押し安値と反発

一本の形ではなく、出現場所と次の足を確認します。

トレンドの押し目

使う相場
高値・安値を切り上げ、移動平均線も上向いている
組み合わせる確認
押し安値+上向き移動平均線+出来高回復
エントリー
押し安値付近で反発し、次の足が反転足の高値を超えた後
損切り
反転足または直近の押し安値の下
出口
前回高値、損益比、安値切り下げ
弱点・使わない場面
横ばい相場や安値を切り下げた後も押し目だと思い続ける

POSITION MANAGEMENT

建玉と損失額の関係

買った数量だけでなく、どこで損切りするといくら失うかまでを一組で管理します。

数字で確認

資金10万円・最大損失1%

損失上限1,000円

買値1,000円

損切り980円

1株のリスク20円

1,000円 ÷ 20円 = 最大50株
買い建玉・売り建玉

上昇で利益を狙う保有が買い建玉、下落で利益を狙う保有が売り建玉。売り建玉は損失が拡大する方向を必ず理解します。

分割エントリー

最初から全量を入れず、条件確認ごとに分けます。ただし合計の最大損失は注文前に固定します。

ナンピンとの違い

事前計画のない買い増しは、損失を認めたくない感情になりやすい。追加価格・回数・総損失を先に決めた場合だけ検証できます。

建値へ移す

損切り価格を買値へ上げれば損失を抑えられますが、通常の揺れで早く決済される欠点もあります。

EXPECTANCY

勝率・平均損益・期待値

勝つ回数だけで手法を評価すると、少ない大損を見落とします。

勝率40% × 平均利益3,000円

負け率60% × 平均損失1,000円

+600円/回

これは過去の記録から求める平均で、次の取引の利益を保証する数字ではありません。手数料・スプレッド・税金も差し引き、十分な回数で見直します。

連敗した場合の損失を試算する

資金10万円で1回の損失を1%に抑え、5回連続で負けると約9万5,100円。毎回10%を失う設定なら約5万9,000円まで減ります。予想より先に、退場しにくい大きさを決めます。

BUILD YOUR RULE

取引ルールを文章にする

私は[商品]を[時間足]で見る。

[相場の状態]の時だけ使う。

[3つの根拠]がそろったら入る。

1回の最大損失は資金の[ ]%。

[価格・条件]で損切りする。

[価格・条件]で利益確定する。

結果ではなく、ルールを守れたか記録する。

リスク確認・内容確認 2026年8月14日Investor.gov|Day Trading Risks ↗
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